【結論ファースト】この記事を読む前に確認してほしいこと:
ゲームを「資産」として持ちたい・Godotソースコードを手元に置いてSteamやitch.ioで売りたい人には、Tesana AIのProプラン以上が選択肢になります。一方で、とにかく速く・安くブラウザゲームを共有したいだけの人には、Rosebud AIのほうが導線がシンプルです。どちらが自分に合うかは、この記事の判断フローで確認してください。
前回の記事(「AI副業で稼ぐ」の嘘と真実|2026年に月5万円達成する正しい始め方)では、AI副業全般の現実と、月5万円を目指すための正しい入り口を解説しました。今回はその続きとして、「AIでゲームを作って稼ぐ」という具体的な手段に焦点を当て、2026年に急成長したTesana AIを中心に、実際に使ってわかった深い話をお届けします。
比較する前に:Tesana AIとは何か、2026年に何が変わったのか
Tesana AIはCEOのJohannes Vermandoisが2026年に設立した「AIとチャットするだけでゲームを作る」プラットフォームです。
テキストプロンプトをもとに3Dの動くゲームを生成するというコンセプトで、2026年3月のGame Developers Conference(GDC)で公開されました。
前作で触れたAI副業の文脈でいうと、Tesana AIは「ゲームを作ってマーケットプレイスで公開し、販売または再生数で収益を得る」という経路を持つ点が独特です。ただし、サービス内容は2026年を通じて大きく変化しており、最新情報を把握しないと判断を誤ります。
とくに重要なのがエンジンの大幅刷新です。
TesanaはゲームエンジンをゼロからThree.jsで再構築しました。ゲームがウェブネイティブになり、エディタ形式もエクスポート工程も不要になったことで、生成速度が大幅に改善されています。平均生成時間は約60分から5分以内に短縮されました。
また、
同社は「Tesana Quality Index」という独自ベンチマークを構築し、ゲームの各パーツをどのモデルがビルドするかを自動で決定する仕組みを導入しました。これに伴い、モデルピッカー機能は廃止されています。
【比較表】Tesana AI vs Rosebud AI:一目でわかる違い
| 比較項目 | Tesana AI | Rosebud AI |
|---|---|---|
| 基本的なコンセプト | テキスト→プレイ可能な3Dゲーム(ブラウザ) | テキスト→プレイ可能な2D/3Dゲーム(ブラウザ) |
| 使用エンジン・言語 | Three.js(3D)、Phaser(2D)、TypeScript | JavaScript(ブラウザ)、独自ランタイム |
| ソースコード取得 | 有料プランでGodotソース+スタンドアロンビルドをエクスポート可 | 有料プランでJSコードを閲覧・編集可(Steamエクスポートは上位プランのみ) |
| コーディング不要 | ◎(完全ノーコード) | ◎(完全ノーコード) |
| 無料プラン | あり(非商用・ウォーターマーク付き) | あり(週次クレジット補充、地域制限あり) |
| 有料プランの最安値 | Proプラン:月額25ドル(公式情報より) | Indie Devプラン:月額15ドル〜(複数情報源より) |
| 商用権・販売 | 有料プランで商用権付与。ストア販売時は30%手数料、外部販売は手数料なし | 上位プランで商用権。Rosebud側の手数料なし |
| 日本語対応 | インターフェース日本語対応・日本語プロンプト入力可 | 英語中心(日本語プロンプトは一部対応) |
| 副業向けの強み | Godotソース所有→Steam/itch.io販売への道筋 | ブラウザゲームの高速プロトタイプ・コミュニティ共有 |
| 弱点・注意点 | クレジット消費が読みにくい・無料では試しにくい | 大規模ゲームは描画制限あり・コミュニティ依存度が高い |
第1位:Tesana AI【「ゲームを売りたい副業者」におすすめ】
前作で解説したAI副業の基本的な考え方——「継続収益になるものを作る」——に最も近い形で機能するのが、2026年現在のTesana AIです。
メリット
① 生成速度が劇的に改善された
Tesanaはエンジンをゼロから三.jsで再構築しており、ゲームがウェブネイティブになったことで生成が速くなり品質も向上しました。平均生成時間は60分から5分未満に短縮されています。
これは副業目線では「試作→改善」のサイクルが一気に速くなることを意味します。
② 自分がゲームの所有者になれる
有料プランでは、ユーザーが作成したゲームの所有権はユーザー自身にあり、生成されたコードと素材、オリジナルゲームのフルソースコードが完全な商用権付きで付与されます。
有料プランではゲームをエクスポートしてSteam・itch.io・自分のサイトなど任意の場所で配布・販売できます。
③ ワークスペースが一体化されている
ゲームの説明をすると、AIが計画を提案してブラウザゲームをTypeScriptで実際にビルドし(3DはThree.js、2DはPhaser)、そこからプレイ・プロンプト・改善のループを回せます。
計画・生成・プレビュー・デバッグ・エクスポートが一画面で完結します。
④ 対応ジャンルが豊富
FPS・レース・ストラテジー・ローグライク・RPGなど幅広いジャンルに対応しています。
トレインタイクーン・宇宙コロニー・砂漠サバイバルといったサンプルプロンプトも用意されており、ホビイストから小規模スタジオまで利用対象としています。
⑤ 日本語でそのまま使える
インターフェースが日本語に対応しており、日本語でプロンプトを入力できます。英語が得意でない副業初心者にとってもハードルが低い点は評価できます。
デメリット・注意点
① 無料では「試した」とは言いにくい
クレジットは生成が完了した後に消費される従量課金制で、事前見積もりではありません。新規生成には最低25クレジット程度の残高が必要で、無料の日次クレジットは現状提供されていないとされています(AIコンピューティングのコストを理由として)。
② プロンプト通りにならないケースがある
ユーザーレビューでは、プロンプト通りのゲームにならなかったという報告もあります。プレイアブルなキャラクターが画面に表示されなかった、灰色の画面しか出なかったというケースも確認されています。
まだ改善途上であることは正直に伝えておきます。
③ Creator Earnings(再生数収益)は現在停止中
「ゲームを公開して再生数で稼ぐ」という仕組みは大きな魅力として紹介されることがありますが、
Creator Earningsプログラム(ゲームのクリップのSNS再生数や、Tesana上のプレイ数に応じてクリエイターへ報酬を支払う制度)は現在停止中です。新規の申請も受け付けておらず、停止期間中は収益も発生しません。
副業の収入源として計算に入れないようにしてください。
④ ストア販売では30%の手数料がかかる
Tesanaのストアでゲームを販売する場合、Tesanaが30%を取ります。ゲームをエクスポートして他の場所(Steam・itch.ioなど)で販売する場合は手数料は一切ありません。
副業目線では、外部プラットフォームへのエクスポートを前提にするほうが収益効率は高くなります。
料金・始め方
公式情報によると、料金プランはFree($0)、Pro(月額$25・2,500クレジット/月・商用権・ソースエクスポート付き)、Max(月額$50・5,250クレジット/月・カスタムアセットや高速生成対応)、Ultra(月額$200・22,000クレジット/月)の4段階です。
始め方は、tesana.comでサインアップ→「Create game」ボタンを押す→プロンプトを入力(またはサンプルから選択)→最初のプレイ可能版が生成されたらプレイしながらプロンプトで改善→公開またはビルドをダウンロード、という流れです。
第2位:Rosebud AI【「とにかく速く試したい・コミュニティで共有したい人」向け】
Rosebud AIは平易な英語(または日本語)の説明文からブラウザで動くゲームを生成し、チャット形式で改善できるプラットフォームです。無料クレジットで試すことができ、有料プランは月15ドルから始まります。
複数の第三者レビューサイトでAIゲームメーカーの上位に挙げられており、
ブラウザエディタでゲームを説明するだけで2D・3D・ボクセルのウェブゲームを数分で動かせる「vibe coding」スタイルが特徴です。プロトタイプ・ゲームジャム・教育用途での定番ツールとされています。
Rosebud AIの強み:
- 無料プランで毎週クレジットが補充され、ゲームを作成・プレイできます。
- 生成されたJavaScriptコードをリアルタイムで閲覧・編集できます。
- 月額30ドルの10x Devプラン以上で商用権が付与され、Rosebud側の手数料はゼロです。
Rosebud AIの弱点:
- 複雑なマルチプレイヤーゲームや大規模な3D環境ではブラウザのレンダリング制限に当たります。
- 料金情報は情報ソースによって幅があり(月10〜30ドル程度との情報が複数ある)、公式サイトで最新確認が必要です。
- 日本語インターフェースは公式対応していないため、英語が苦手な方にはやや不便です。
実際に使ってわかったこと(正直レビュー)
Tesana AIを副業目線で評価したときの正直な見解をまとめます。
「プロトタイプを作る道具」としては優秀
Tesanaは完成された商業ゲームの代替というよりも、高速プロトタイピングと実験のためのツールとして理解するのが適切です。
AIが作るゲームは「おおよそ動く」ものであり、磨き上げられた製品ではないことを最初から理解した上で使うことが重要です。
コスト感覚はプロジェクトによって大きく変わる
Tesanaで約20分・8ドル相当のクレジット消費でプレイ可能なゲームコンセプトが構築されたという事例が紹介されています。
一方で、
高速なプレイアブルビルドはプロトタイプのベンチマークとしては説得力があるものの、磨き上げられた商業的に成立するゲームを作れる証明ではなく、大規模なプロジェクトではコンテキストが増えるにつれ費用が膨らむ可能性もあります。
「副業で稼ぐ」導線として現実的なのはSteam・itch.io販売
有料プランでは、ゲームをTesanaのストアで販売できます(0.50ドルから、Stripe経由で支払い)。Tesanaは30%を取りますが、ゲームをエクスポートして外部で販売する場合は手数料はゼロです。
副業として現実的に収益を目指すなら、ゲームを外部プラットフォームで販売する方向性を最初から想定してProプラン以上を使うのが理にかなっています。
「前作で稼いだ経験者」が次に試す価値はある
前作で解説した「AI副業で稼ぐ基礎」——継続収益・再現性・ツールの選び方——の観点から見ると、Tesana AIは「ゲームという資産を作って外部で売る」という方向性においては、2026年現在のAI副業ツールの中では独自のポジションを持っています。ただし、
Tesanaのチームも「大規模なアップデート中」と述べており、まだ発展途上のプラットフォームであることは明記しておきます。
あなたに合うのはどれ?判断フロー
① まずここから:ゲームを「売って稼ぎたい」ですか?
- → YES:②へ進む
- → NO(趣味・学習目的):Tesana AI 無料プラン or Rosebud AI 無料プランを試すのが最初のステップ
② 「ゲームのソースコードを自分で持って、Steamやitch.ioで販売したい」ですか?
- → YES:Tesana AI Proプラン(月$25)が最適。Godotソースをエクスポートして外部販売できる
- → NO(ブラウザゲームを手軽に公開するだけでいい):③へ進む
③ 英語インターフェースに抵抗はありますか?
- → YES(日本語で使いたい):Tesana AI(日本語インターフェース対応)
- → NO(英語OK・コミュニティ重視):Rosebud AI(コミュニティ・リミックス文化が豊富)
④ クレジット課金に不安がありますか?(最初に試すだけでもお金がかかることに抵抗がある)
- → YES:Rosebud AI 無料プランから始めることを推奨。Tesana AIの無料プランは試作範囲が限られる
- → NO(ある程度投資して学びたい):Tesana AI Proプランで本格的に始める
よくある質問
Q. Tesana AIは完全無料で試せますか?
無料プランでもTesana上でゲームを作成・公開できますが、Tesanaのブランドロゴが表示される非商用利用となります。販売・エクスポート・収益化は有料プランが必要です。
また、
無料では日次クレジットが付与されないと会社が明言しており、クレジットを購入せずに本格的なゲームを試すことが難しい
点は注意が必要です。
Q. TesanaでGodotを学んでいなくてもゲームを出せますか?
Tesanaは自然言語を使って完全にプレイ可能なゲームをビルドできるAI搭載のゲーム制作エンジンです。コードを書いたり複雑なツールを学んだりする必要はなく、ゲームを説明するだけでAIがリアルタイムに構築してくれます。
Q. 作ったゲームを副業の収入源にするには具体的にどうすればいい?
現時点で最も現実的なルートは、
有料プランでゲームをエクスポートし(macOS・Windows・Webビルド、またはオリジナルゲームのGodotソース)、Steam・itch.io・自分のサイトなどで販売する
方法です。Tesanaのストア経由では30%の手数料がかかりますが、外部販売では手数料はかかりません。
なお、再生数による収益化(Creator Earnings)は現在停止中のため、これを副業収入として計算するのは現時点ではできません。
Q. Tesana AIは副業初心者でも使えますか?
ゲーム制作経験・プログラミング経験ともに不要です。ただし、
高速なプレイアブルビルドを得られても、それはあくまでプロトタイプであり、磨き上げられた商業的に成立するゲームの代替にはなりません。
副業として収益を出すには、その後の改善・プロモーション・販売戦略が別途必要になります。
Q. 日本語でプロンプトを入力できますか?
はい。インターフェースに日本語が含まれており、日本語プロンプトでの入力にも対応していることが公式情報として確認されています。
Q. TesanaとRosebudはどちらが安いですか?
Proプランベースで比較すると、Tesana AIはProが月$25、Rosebud AIはプランによって異なり複数情報源で月$12〜$30程度という情報があります。いずれも料金は変更される場合があるため、契約前に各サービスの公式料金ページで最新情報を確認することを強くおすすめします。
まとめ:迷ったらこれを選べ
2026年のTesana AIは、
ゲーム業界の生成AIにおける強力なプラットフォームに成長しており、コンセプトから実装までのギャップを埋める存在になってきています。
ただし、「副業で稼ぐ」という目的に対しては、以下の点を整理してから使い始めてください。
- ✅ ゲームのソースを持ちたい・外部で売りたい→ Tesana AI Proプラン($25/月)から始める
- ✅ まずブラウザゲームを無料で試したい→ Rosebud AIの無料プランが入り口として使いやすい
- ❌ 再生数で毎月稼ぐつもり→ Tesana Creator Earningsは現在停止中のため、この目的では選ばない
- ❌ 完成度の高い商業ゲームをAI一発で作ろうとしている→ どちらのツールも現時点ではプロトタイプ・実験に留まると理解しておく
前作で解説した「AI副業の正しい始め方」と同様に、Tesana AIも「ツールに期待しすぎず、自分のアイデアと行動で価値を作る」という姿勢で使うのが、2026年現在の正しい活用法です。
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前作を読んでいない方はこちら:「AI副業で稼ぐ」の嘘と真実|2026年に月5万円達成する正しい始め方

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